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障害者の進路は福祉一択?職業選択の自由はないの?

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みなさん、こんにちは。矢萩あきです。

このたびview.cafeに参加させていただくことになりました。

よろしくお願いします。

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2018年3月14日、「車いすの天才物理学者」と呼ばれたスティーブン・ホーキング博士が亡くなりました。

先日に執り行われた葬儀には多くの人が参加し、彼の半生を描いた映画でホーキング博士役を演じたアカデミー俳優も駆けつけたそう。

ホーキング博士は学生だった20代のときに難病を発症し、車いすを使用する障害者となりました。

もしホーキング博士が生まれつきの障害者だったら彼が解明した宇宙の謎は、まだ謎のままだったかもしれない・・・。

そんなふうに思ったことを話したいと思います。

私は高校卒業後の進路として、会計の勉強ができる大学への進学を希望していました。

税理士になりたい、と思っていたからです。きっかけになったのは、練習中の事故で車いすの障害者となった元・大学アメフト選手が再起して税理士を目指す、という本との出会い。

この本で私は税理士という仕事があること、障害のある・なしに関係なく活躍できる仕事だということを知り、税理士になれば自立して生きていける、と思ったのです。

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学校を卒業する子供の進路を、周りの大人は気にします。

とくに私については心配という部分もかなりあり、親戚をはじめ会う人会う人みんなに次のように聞かれました。

大人「あきちゃんは高校出たら、市役所の福祉課で働くのかい?」
私 「大学を受けるんですよ」
大人「へー、受験するの?福祉の大学?」
私 「いえ、商業とか会計とかの勉強がしたいんです」
大人「大学で福祉の勉強をするんじゃないの?なんで?せっかくなんだから福祉をやったら?」

就職するにしても進学するにしても、たどり着く先は同じ、福祉の仕事ですよね。

それに「せっかくなんだから」って、何が「せっかく」?

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障害者だということを活かせる仕事に就いたら、と言っていることは、よくわかります。

自分がした経験を活かせる仕事に就くことはステキで、良いことだと思います。

私も自分が小さい頃からリハビリを受けていたので、理学療法士か作業療法士になりたいと思っていました。

もしリハビリの先生になれたら患者さんにこういうふうにしてあげよう、あんなやり方はやめよう、というように考えていました。

リハビリを受けたことがない健常者よりも志高く、希望を持って仕事に取り組むことができる自信がありました。

でも、やはり無理だと思い、あきらめました。

障害者はなりたい・なりたくないだけで将来に就く仕事を決めることはできません。

なれる・なれないという大きな壁がまずあります。

身体に対して負担がかかりすぎないか、きちんとその仕事で自立できるのかどうかなども考えなくてはならないし、性格上の向き・不向きも考慮しなければストレスでまた別の病気や障害を引き起こしてしまう危険もあるでしょう。

障害者の経験を活かして福祉の仕事に就く、という選択肢はもちろんアリだと思いますが、一択ではないはず。

ホーキング博士のように福祉とは全然違う分野の才能を持ち、偉大な功績を残すこともあるのですから・・・。

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